議長挨拶
2026-27期全国青年印刷人協議会議長を拝命いたしました、岐阜県印刷工業組合所属、ヨツハシ株式会社の四ツ橋憲彦です。
平素は全青協の活動に対し、多大なるご理解とご支援を賜り誠にありがとうございます。また、全国各地で業界発展のためにご尽力いただいている青年印刷人の皆様に深く敬意を表します。
今期の全青協テーマは、「不完全スタート ~“手持ち資源×ヒト”で踏み出す最初の一歩~」です。
長年、私たち印刷業は受注産業であり設備産業でした。お客様の大切なデータを預かって正確に情報を伝達する日常業務においても正確性が求められ、「不完全」であることは許されず「完全」こそが正義であり誇りの業界だったと言えるのではないでしょうか。それは現在においても、日常業務や明確な目標に向けて取り組んでいく上で欠かすことのできない誇るべき価値観だと思います。
一方で、私たちを取り巻く経営環境は大きく変化しています。デジタル化やAIの急速な進展に加え、グローバル化によって世界中の出来事が地域経済や企業活動に大きな影響を与える時代となりました。そのように未来予測が困難な現代においても、私たち青年印刷人は、行動しながら新たな価値を創造し続け、業界の未来を切り拓いていくことが求められています。
そのために大切なのは、「もっと準備が整ってから」「もっと良い方法が見つかってから」と考え続けるのではなく、今自分が持っている思いや強み、経験、そして人とのつながりを活かしながら、まず不完全な一歩を踏み出してみることではないでしょうか。私は、未来を変える大きな挑戦も、すべては小さな一歩から始まると信じています。不完全なアイデアであっても仲間にさらけ出し、互いに影響を与え合いながら前に進む。そして、失敗の影響範囲をコントロールしながら挑戦を重ね、その先にある成功を掴み取る。その積み重ねこそが、新たな価値創造につながると考えています。
全青協には全国の仲間がいます。地域も会社も異なる仲間との出会いは、お互いの新たな気づきや発想を生み出し、一人ではできない挑戦を可能にしてくれます。だからこそ今期の全青協は、学びや交流だけで終わる組織ではなく、一人ひとりの挑戦が次々と生まれ、連鎖していく組織を目指し活動していきます。
最後に各都道府県工組の組合員の皆様にお願いです。自社の後継者並びに将来の幹部候補の方々を積極的に全青協の活動へ送り出してください。それぞれの「不完全」をさらけ出しあい、影響しあいながら、皆様とともに業界を、地域を、世界を盛り上げていくことができたら、それほど嬉しいことはありません。今期の全青協活動にご期待ください。
全国青年印刷人協議会 議長 四ツ橋 憲彦