ご挨拶｜日本の印刷 2022年6月号

　２月13日（日）に日比谷三井カンファレンスでリアルとオンラインとのハイブリッドで開催された全青協全国協議会にて、次期全青協議長にご指名をいただきました、東京都印刷工業組合所属、株式会社オフセット岩村の岩村貴成です。謹んでご挨拶申し上げます。
　まず、日頃より各地域の青年会活動に多大なるご理解並びにご協力を賜っておりますことを改めて御礼申し上げます。そしてまた、これまでの長い青年会活動を通して培った経験を生かして有意義なものにするべく精進してまいりたいと考えております。

　今期の全青協テーマは「本業（じく）を変えない儲かリノベーション」です。一言で言うと価値獲得です。長年、印刷同関連業で社会のお困りごとを解決してきましたが、１本足打法の経営だと限界がありますので、各社それぞれ本業以外に収益をもたらしているものは何かを探りながら、利益イノベーションをして収益モデルを改善していく勉強を今期２年間勉強し、実践していきます。
　１から取り組むのはかなり難しいと思ってますが、全青協では今までハイサービスやファンマーケティング、デザイン思考、パターンランゲージ、フューチャーランゲージなど価値創造を勉強してきたので、下地はできていると思います。価値創造と価値獲得をうまく織り交ぜながら、一社一社独自の収益モデルを確立して成功事例を情報共有していたきいと考えてます。 　そのためには、数多くの仲間が取り組んで頂いた方がより多くの事例を集めることができます。前期はコロナウイルス真っ只中の中、全国９ブロックで協議会をハイブリッドで開催しましたが、やはり県外の移動制限や通常業務が逼迫している方も多く、いつもの期よりも参加者が少なめでした。今期はようやくコロナの収束も見えてきて、より多くの参加者を見込んでいます。また、さらに他団体の方も積極的にオブザーバー参加していただき、懇親会を含めた交流も考えています。
　最後に、しつこいようですが各都道府県工組の組合員の皆様にお願いがあります。自社の後継者並びに将来の幹部候補の方々を、積極的に青年会活動およびブロック協議会に参加させていただければと思います。ともに印刷産業の未来に向けて研鑽していきたいです。今期の全青協活動にご期待ください。

2022-23年度　全国青年印刷人協議会　正副議長