コロナ禍の中でのブロック協議会、そして来期への展望|日本の印刷 2021年3月号

コロナ禍の中でのブロック協議会、そして来期への展望|日本の印刷 2021年3月号

本年度のブロック協議会は、今井議長が掲げる「4方よしのデザイン」というテーマのもと2020年9月19日の中部ブロック協議会を皮切りに全国9地区で事業を開催させて頂きました。コロナ禍の中、いかなる場合でも開催しようという思いで、さまざまな状況を想定して準備しました。その結果、リアル参加、オンライン参加を合わせ、323名もの方にご参加頂く事が出来ました。ご参加頂いた皆様本当にありがとうございました。

オンラインのみであったり、リアル参加のみの会場であったり、ハイブリットでの開催であったりと各ブロックでの工夫が必要でした。オンラインならではの良いところ、悪いところを想定し、例年になく副議長のフォローが大事なブロック協議会も今期の特徴だったと思います。 

 今回のブロック協議会では、デザイン思考をテーマに、デザイナーの考えを探り、それを事業、そして経営に当てはめていこうという、ちょっと難しいテーマでした。デザイン思考というネーミングから、「デザイナー以外は無関係のこと」「なんだか難しそう」というイメージを持たれがちですが、実は全てのビジネスに必要なアプローチ方法です。今後の経営や、社員教育に活かして頂ければ幸いです。

 さて、来年度はまた違う思考方法をお伝えします。全国協議会でお招きした慶應義塾大学SFC研究所 クリエイティブ・ラーニング・ラボ代表 井庭 崇先生のもと、パターンランゲージという思考を勉強致します。井庭先生の会社 株式会社クリエイティブシフト様のHPより引用させて頂き、パターンランゲージについてご紹介をさせて頂きます。

 “「なんだか良い感じにできる人」っていませんか?でも、その人に「教えて」と頼んでみても、「どうやって伝えたらいいか分からない」なんて言われることもあるのではないでしょうか。だからと言って、その人にくっついて観察していたら良いのかというと、そういうわけでもありません。
 たとえば自転車に乗りたいというとき、乗り方の本を読んでも、乗れる人をじっと見ていても、自分が乗れるようにはなりません。実践知は自分で試しながら体得していくことが必要だからです。ですが、すべての実践知を一から自分で発見していかなければいけないとしたら、なかなか大変なことになってしまいます。
 パターン・ランゲージは、すでに豊かな経験を持っている人から「コツの抽出」をし、他の人が「やってみたくなるヒント集」として提示するという、新しい「知恵の伝承&学び」の方法です。コツを日常の中で「使いながら学ぶ」ことができ、さらに「自分なりの創造」の幅を持って試行錯誤していけるため、良い学びを速く自分らしく積み重ねていくことができます。
 パターン・ランゲージは、みなさん自身がもっている力や経験を活かしながら、より良い実践を生み出していくことを支援します。”

(株式会社クリエイティブシフト様 ホームページより)

 ちょっとわくわくしませんか? 今期もリアルでブロック協議会が開催されるように正副議長一丸となって準備してまいります。全国の皆様とお会い出来る事を楽しみにしております。

全国青年印刷人協議会 指名副議長 山本素之

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