PrintNext2022開催報告|日本の印刷 2022年4月号

PrintNext2022開催報告|日本の印刷 2022年4月号

2022年2月12日(土)に東京都千代田区のイイノホールにて開催されました。ご協賛頂いたサポート企業の皆様、並びに参加された皆様ありがとうございました。と、ここまでは今までと同じようにサラッと書かせていただきましたが、このコロナ禍での開催は本当に苦労の連続でした。開催当日はコロナが終息していると願いながら、実行委員が来るべき日のために準備してきました。北海道ブロックから九州ブロックまで8ブロックから、今回のテーマである「印刷を再定義」にのっとった活動を始めようとしても今までのようにリアルに集まれない、活動対象となる企業と話が進まないなど、当初はかなり苦労がありました。今回はその活動内容をカンファレンスの前日に東京の一般の方々に見て、聞いて、感じて、味わっていただくために、秋葉原の廃校をリノベーションしたアーツ千代田3331において「ココカラ市場」を開催予定でしたが、オミクロン株の急激な感染増加によりあえなく4月29日(祝日)に延期となりました。
 当日のカンファレンスの司会は、テレビ朝日の山本雪乃アナウンサーに担当していただきました。国歌斉唱の後、滝澤全印工連会長から挨拶と激励をいただいた後、ロゴマークコンテストの表彰式に移りました。今までのPrintNextはスタッフのメンバーがデザインしましたが、今回はこれから印刷業界に深く関わる学生など、若手の方々からロゴマークのデザインを公募しました。応募して頂いた作品は当日会場に掲示され、どれもよく考えられたデザインだったと感心した次第です。ロゴデザインのほか、今回はコンテンツブックの代わりにフリーペーパーを作成しましたが、こちらも学生の方々にご協力いただきました。自分たちが考えて編集したものがハイデルベルグ・ジャパン株式会社様ご協力のもとオフセット印刷機で大量に印刷される経験は、今後の人生に大きく関わるものになったと思います。

その後、アパホテルの元谷社長に講演していただきました。創業以来50年間黒字というのは経営者として頭が下がる思いです。色々ご苦労もされてますが、トップ営業として今もバイタリティあふれる活動をされていてすごく尊敬できる方だと思いました。
 その後ブロック発表となりました。各ブロックの進捗が遅れる中でカンファレンス発表はおろかココカラ市場に出展できないのではないかと実行委員全員がヤキモキしていましたが、さすが印刷業界若手の猛者の集まりだけあって、納品日には絶対に間に合わせます(笑)。カンファレンス発表も蓋を開けてみれば充実した発表内容で、持ち時間が足りないのではないかと思うくらい発表者の方は熱心に発表されていました。また、パネルディスカッションでも、青木允運営委員長をファシリテーターとして各ブロックリーダーが「印刷を再定義」を通して印刷にかける思いを存分に話したので、こちらは予定時間を大幅にオーバーしてしまいました。やはり苦労が多かった分、またリーダーがメンバーの思いを背負っているとなると自然な流れかもしれません。

 カンファレンスは終了しましたが、これからココカラ市場に向けて関係者一同ラストスパートです。最後まで気を抜かないようにして、次のPrintNextにバトンタッチしようと思います。

全青協東京ブロック担当副議長 岩村貴成

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