令和3年度全青協事業推進について|日本の印刷 2021年6月号

令和3年度全青協事業推進について|日本の印刷 2021年6月号

 “四方よしのデザイン”というテーマを掲げ、令和2年春にスタートした現体制も1期2年の折返しを迎えました。1年目は、コロナ下で一度も正副議長全員が実際に集うことは叶いませんでしたが、リモートツールの活用、頻繁なコミュニケーションにより、コンテンツを整え、様々なご協力をいただき、“四方よしのデザイン”の基盤として、デザイン思考・デザイン経営についての事業を行うことができました。改めまして青年会活動への皆様のご理解、ご協力に対し、心より御礼申し上げます。

まだまだ厳しい状況が続いておりますが、、本年度は「新たな価値創造のデザイン」の実践を行います。そのため、本年2月の全国協議会にて、慶應義塾大学の井庭教授にご講演いただいた、「パターン・ランゲージ」(良いデザインや良い実践の秘訣を共有し、新たな課題発見・問題解決を促進させる体系的手法で、いわば“問題解決の法則”の様なもの)の考え方を活かした実践ツールの活用をはじめ、下記に示す様々な取り組みを行っていきたいと考えております。


<ブロック協議会内容案>

■デザイン思考・デザイン経営のさらなる深化セミナー

経営学における知見なども取り入れ、より機動的なソリューションプロバイダーへの深化に向けた内容のセミナーを行う。

■パターン・ランゲージ実践報告

お客様の課題や地域の課題を発見して解決するために、パターン・ランゲージ(問題解決の法則)の考え方を実践的に行える手法「パターンライティング」を、各議員で取り組み、それをブロック協議会までに取りまとめて、本協議会内で報告をする。またこれを今後どのように展開できるかディスカッションをする。パターン・ランゲージを身の回りのこととして体験し学び、活用する。

■「未来を創るワークショップ(仮称)」の実施

デザイン思考やパターン・ランゲージ(問題解決の法則)の考え方を活かし、未来の設計図をそれぞれが作り合うワークショップを開催する。
<全国協議会内容案>

■各コンテンツを取りまとめ、この2年間をたどった成果物(冊子を予定)として配布。その内容について、セミナーや各ブロック報告を行う。

この他、PrintNext2022の開催に向けた取り組みも行います。またこの推進、そして全青協活動の浸透を測るため、SNSの活用、ウェブサイトの充実等様々な情報発信、リモートを活かした各議員、青年会員間のコミュニケーションの機会創設もはかっていく所存です。引き続き関係各位の皆様のご理解、並びにご協力をお願い申し上げるとともに、力強い事業推進のため、青年印刷人の仲間のさらなる参画を心よりお待ちしています。       

全国青年印刷人協議会 議長 今井 孝治

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