第2回正副議長会議 & 明るい未来を描くフューチャーランゲージ研修

第2回正副議長会議 & 明るい未来を描くフューチャーランゲージ研修

 去る8月20日(金)、神奈川県海老名市文化会館において第2回目となる全青協正副議長会議が開催されました。新型コロナウイルス第5波により往来制限が厳しい状況の中、リアルとオンラインのハイブリッド形式により正副議長全員の参加のもとで開催されました。また神奈川開催ということで、神奈川県工組の江森理事長はじめご当地のメンバーも会議にご参加いただきました。

 まずは11月に開催予定の「勝ち残り合宿ゼミ」の概要説明の後、来年2月に開催予定のPrintNext2022進捗状況について共有されました。本題は、9月18日の近畿ブロックを皮切りに全国各地で始まる各地ブロック協議会の全体タイムスケジュール案、プレゼンのコンテンツ、準備チェックリストの確認が行われました。また、通しリハーサルによる検証も行われ、今井議長が描く「四方よしのデザイン」を全国のメンバーへしっかり伝えるために昨年実践した【デザイン思考】、そして全青協として初の試みであるプレブロック協議会(今年8~9月に完全オンラインにて開催)にて発表された【パターンランゲージ】、さらには印刷業界の明るい未来をバックキャスティングの手法で描く【フューチャーランゲージ】へと深く繋がる内容になっていると役員一同確信しました。コロナ禍によって印刷業界を取り巻く環境がまさにパラダイムチェンジした状況の中において、従来の印刷需要が縮小しても新たな価値創造によってステークホルダー全てが幸せになる未来を描く責務がある我々印刷青年人にとって、他では決して経験できない貴重な学びの場になれるよう準備を進めてまいります。

 翌日は会場を変え、リコーフューチャーハウスの会議室をリコー様にご提供いただき、さらにパターンランゲージ実践の第一人者である慶應義塾大学教授の井庭崇氏が代表を務めるクリエイティブシフト様のご協力のもと、正副議長全員でフューチャーランゲージワークショップを体験しました。まさにバックキャスティングで物事を捉える発想を深く理解することができ、それぞれのグループで独自性のある新しいネーミングが生まれ、あっという間に研修が終わりました。ちなみにリコー様の当施設設計の際にもフューチャーランゲージの手法が活用されたとのことでした。研修中は模造紙に付箋を貼り付けながらアイデアを整理したのですが、オンライン参加組はオンラインホワイトボードツール「miro」を活用し、お互い離れていてもリアルさながらに臨場感を共有することができました。今回の経験を各地のブロック協議会でフィードバックできるようにいたします。

 渋沢栄一氏著・論語と算盤の中に「常識とはいかなるものか」という言葉があります。完全の常識とは、『智(wisdom)』『情(emotion)』『意(will)』の三者が均衡を保ち平等に発達したものだという考え方です。VUCAの時代だからこそ我々は常にバランス感覚を持って会社経営をしなくてはなりません。その際に、必ずや今年度の全青協テーマ「四方よしのデザイン」が羅針盤の大きな要素になると感じています。ぜひこれからの全青協活動ならびに各地ブロック協議会にご期待ください!

第2回正副議長会議
フューチャーランゲージワークショップ

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